かぐやの茶会の会場となる一条恵観山荘は、皇弟として摂政・関白を歴任した一条恵観が正保3年(1646)頃に京都西賀茂に別邸として築いた、雅趣と侘びが共存する田舎家風山荘です。
昭和期に鎌倉に移築され往時のまま復元されました。国指定重要文化財に指定されており、桂離宮や修学院離宮とも並ぶ、貴重な宮廷文化の遺構です。
山荘内には、当時の流行がうかがえる杉戸絵があり、枯山水のお庭、部屋によって微妙に異なる材や意匠を用いた面白い空間が存在しています。
静かな佇まいが時間を忘れさせてくれるようです。
ここで時の文化人とも、雅な交流を繰り広げていたのでしょうか。
この機会にぜひ足をお運びくださいませ。
次回みどころvol.2では、点心席の銀座はち巻岡田様をご紹介いたします。
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かぐやの茶会 2017.7月6日-8日 各日5席
会場:一条恵観山荘 展観席:象彦竹林蒔絵婚礼調度(かぐやの調度)茶席:象彦(濃茶続き薄茶)点心席:銀座 はち巻岡田
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